しつけ

人間関係の基本

家族のコミュニケーションは、子どものしつけとも密接に関係しています。
人間関係の基本となるあいさつやマナーというのは、家庭でなければ学ぶことのできないものです。

もちろん、幼稚園や学校でもマナーを教える機会はありますが、じつは、幼稚園や学校に行く年齢になった時にはすでに、あいさつなどの基本的な生活習慣の方向は決まってしまっているのです。

あいさつやマナーというのは生活習慣の一つですから、ものごころがついた頃からしっかりと身に付けていないと、成長してからできるようにするのは難しくなってしまうのです。

そのために、子どもが幼い頃からしっかりとしつけをすることが大切になります。
そして、しつけの基本というのはやはり、「大人自身が実践しているところを見せる」ということではないでしょうか。

自分がやっていないことを子どもにやれと言っても、子どもはどうすれば良いか分かりません。
また、それを言っている大人自身が実践できていないということは、幼い子どもでも敏感に感じ取るものです。

子どものお手本になる

それでは、説得力はありませんよね。
つまり、しつけはまず、「自分がお手本になること」なのです。

時々ニュースなどで問題になることに、「しつけと称した暴力・虐待」がありますが、これはまったく別のものです。

「しつけのために子どもに過剰に暴力をふるう」などはもちろん、言語道断ですが、そのようなはっきりとした問題のあるものでなくても、「しつけという名目での一方的なコミュニケーションの押しつけ」というものは存在します。

つまり、子どもの都合などお構いなしに勉強することや、礼儀正しく振る舞うことを強要するような方法です。
このようなやり方は、ひずみをうみだす原因となります。

子どもに対して過剰に礼儀正しくあることや、「優秀な子」であることを強いる親には、たいてい、自分自身のエゴが隠れているものです。

礼儀正しく立派な子どもを育てている自分は良い親だと世間から思われたいという、子どもを利用して自分への評価を求める気持ちがそのような行動をとらせることが多いようです。

しつけをする際には、このようなエゴをもっていないかどうかに気をつけることも大切です。
そして、できた時にはしっかりと褒めることも重要ですよ。

本当に子どものことを考えたしつけをすることができれば、自然とコミュニケーションもより良好なものへと変わっていくはずです。