4つのポケット

進む少子化

現代の日本は、高齢者が長生きをするようになった一方で新しく生まれてくる子どもの数はどんどんと減っている少子高齢化の一途をたどっているというのが現状です。

そのような日本において、今や一人っ子というのは当たり前のこと。
むしろ最近の小学生では、兄弟のいる子のほうが少ないようです。

そして、今の子どもたちだけでなく、その親世代でもすでに少子化のなかで育った世代となっている今、両親が一人っ子でさらにその子どもも一人っ子であるというケースも増えているのだとか。

親子2代にわたって一人っ子であるというのは、どういうこのなのでしょうか?
これはよく「4つのポケット」などと呼ばれますが、子どもの祖父母にとっては、子どもも孫も一人だけということになります。

いつの時代でも、祖父母にとって孫はかわいくてたまらない存在です。
とはいえかつてはどこの家庭でも兄弟が多く、一人の祖父母に10人以上の孫がいるのもごく当たり前のことでした。

そうなると、祖父母の孫に対する愛情というのも自然と分散しましたが、現代の家族ではそれがひとりの孫に集中してしまうのです。

そうなると、祖父母はその一人の孫に何かしてあげたくてたまらないのでしょう。

流れに便乗するおもちゃメーカー

そして、もちろんそれを商機ととらえるおもちゃメーカーも現れ、敬老の日の1か月後を「孫の日」と定めておもちゃを祖父母から孫にプレゼントする日として広めるという動きもありました。

また、さらに最近ではお年玉ならぬ「お盆玉」を、夏休みに田舎に帰ってきた孫にあげる習慣まで定着しつつあるのだとか。小学校に入学する子どもがランドセルを買うのも、このお盆の時期がもっとも多いのだそうですよ。

つまり、夏休みに孫に会った時に祖父母がランドセルを買ってあげるというわけです。女の子
その影響もあってか、最近は今までよりも高価格帯のランドセルがよく売れているとのこと。

その一方で、父方の祖父母と母方の祖父母の両方から同じものがプレゼントされてしまい、両親が板挟みになって気をつかうことも起きているようです。

とくにランドセルや七五三の着物といった高価なものの場合には事前に話を調整する必要があり、小さな子どもをもつ親にとっては頭の痛い問題なのだとか。

最近は祖父母から孫への贈与が非課税になりましたが、この贈与についても双方の両親の意向を聞いた上で調整する必要があるそうで、ものやお金を貰うというのもなかなか大変なことのようです。

こんな問題もまた、現代の新しい家族の形ならではなのかもしれませんね。