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老後の食生活について

高齢者ほど小食を心がけたほうが良い理由

老後の食生活における基本は、「小食」にほかなりません。なぜなら年齢を重ねると、若いころよりも1日の消費カロリーが少なくなるので、食べる量を徐々に少なくする必要が出てくるためです。さらに高齢の方は、胃や腸のような消化器官も衰えているため、沢山の量を食べてしまえば、それだけ身体に負担をかけることになります。健康のことを考えるのであれば、過度に沢山の量を食べることは控えたほうが賢明です。

また、消化器官が弱っているということは、脂身の多い肉や繊維質の多い野菜のような消化の悪い食材も、身体への負担が大きくなりやすく、高齢者とは相性が良くないと言えるでしょう。

サプリメントや健康食品に頼っても大丈夫?

足りない栄養素を補うという目的で、サプリメントを愛用する高齢者も居ますが、普段の食生活を考慮したうえで、足りない栄養素を補うような使い方をするのが望ましいでしょう。ただしサプリメントのように、科学で栄養素だけを凝縮したものばかりを摂取していると、料理や食材の栄養を上手く消化吸収できなくなるとも言われているため、乱用は考え物です。

また身体への負担を考えるなら、できる限り自然な素材から作られたサプリメントや健康食品を使うのがいいでしょう。ニンニク卵黄や養命酒のように、自然素材が作られたことで有名なものは沢山あります。また昨今は、島らっきょうやゴーヤなどの「沖縄野菜」や、淡水域の微生物ミドリムシこと「ユーグレナ」など、珍しい素材を使って作られたサプリメントなども存在します。効果効能のほかにも、続けられるような価格設定かどうかをよく確認したうえで、自分にあったサプリメントや健康食品を使用するようにしましょう。

>>沖縄野菜について | 沖縄野菜の無添加サプリ「なちゅらだま」

不摂生でも健康という珍しいケース

高齢者の中には、不摂生な食生活のほか、過度な喫煙や飲酒などを続けていても、病気ひとつもしないという珍しい健康体質の人も存在します。ですが、これは個人差による影響にほかならず、たいていの人は生活習慣が崩れることで健康を害してしまうでしょう。極端にストイックになる必要こそありませんが、必要身体をいたわるつもりであれば、節度を守った食生活を続けたほうが賢明といえます。

野菜の宅配サービスを上手に利用

年を取ってくると、買い出しに行くのも一苦労ですよね。そんな時は、便利な宅配サービスを利用してみましょう。自宅まで野菜などを届けてくれるのはもちろん、買い出しに行く時間もないので高齢者にとっては楽チンです。最近は、ミールキットなどの商品もあり、栄養士さんがメニューを考えてくれるものもあるので、栄養バランスを損なうことなくおいしい食事が手に入ります。

中でも、有機野菜は野菜本来の味を薄味でも楽しむことができるので、塩分の摂りすぎなども防ぐことができるんです。高齢者の場合、昔の日本食の味に慣れていて塩分などを摂りすぎる傾向があるので、味付けを薄くしてもおいしく食べられる有機野菜は積極的に食べていきたいですね。

このように、工夫次第で栄養バランスの良い食生活を送ることができます。少しでも長生きするためにも、食生活は一番気を付けなければいけないものです。